カバーの折り返しの部分を読むと、写真が随所にありそうですが、実際には一枚もないエッセイ集です。
サブタイトルに「ねほりはほり」とありますが、根掘り葉掘りというほどしっかりした調査を行ったものはなく、あくまでも体験記といった感じ。
本書は、雑誌に掲載された記事・日付・振り返りコメント、といった順でまとまっています。
日付が記事の後に小さく記載されているのに途中まで気づかず、しばらくの間、いつ書かれた記事なのか分からずに読んでいました。
けれど2008年発行の本だったので、いつの記事か分からずとも、昔はこんな感じだったんだなで読み進められたので、そこまで困りませんでした。
ただ、当時を振り返りながら読みたい場合は、章末に移動して日付を確認してからタイトルに戻る、という手間がかかるのが難点。
まるでサークル活動のようなノリなので、楽しく読みたいときに最適です。
ですが、阪神・淡路大震災後の本屋や、本と人との関係ついて書かれている章は、考えさせられます。
けれど内容紹介で、阪神・淡路大震災後の神戸に行った記事があることに触れてないのは、ちょっと不親切かなと思いました。
1995年のこととはいえ、あまり触れたくない人もいると思うので……。
その点を除けば終始気軽に読み進められたので、気分転換に最適な一冊でした。
