コロナのさなかですが、運良く劇場で観れた作品です。
事前情報ほぼなし。予告編もCMも見ないで本編を観たので、入りから既に驚きの連続。
これまでの作品とまったく毛色が違うベースと展開に、どう収束していくのか期待半分、不安半分でした。
ラナさんだけとはいえ、シリーズを手掛けた方が制作された作品。マトリックスが改悪されてる心配は全くしなかったけど、このテイストが本当にあのマトリックスになるの? このネオがあのネオに?
楽しさより不安が強いまま、ネオと同じように振り回されている内に、すっかりあのマトリックスに。
段階を踏んで移行していったから衝撃はなかったけど、それでもそういう落とし込み方だったのか、という驚きは強かったです。
まだどこか取り残された様子のネオに、それでも進むストーリー。
トリニティーが絡むと積極性が増すのに、それ以外だと頼りなさが目立つ。その姿に、精神負荷をかけられ続けていた名残が見え隠れします。
終盤。すっかりあの頃を取り戻したのトリニティに対し、最後までネオがあのネオに切り替わりきることはありませんでした。
でもそんな少し頼りない姿が、一作目では描かれなかった序盤のシーンに思えたのが不思議でした。
完結したシリーズの新作。しかもレザレクションズのみで完結ということで不安が強かったけど、見終わった感想は「満足!」の一言。
もちろん、従来通りのマトリックスではなかったことに、がったりした所は少しあります。
でも最後まで見た時の、間違いなくマトリックスの映画だったという驚き。
一作目のオマージュでもある作品だけど、きちんと「新作」として作られている喜び。新旧の要素を織り交ぜているにもかかわらず、無駄なく一作に収めてある素晴らしさ。
そして、点で見るとアクションとシリアスと謎。なのに線を見るとラブストーリーと、まさに一作目を見た時のドキドキ感と不安感の追体験ができたことが嬉しかったです。
マトリックスは画面情報も多いから、劇場の大画面で見られて本当に良かった。
